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日本再興戦略

こんにちは(^^)
今日も今年になって読んだ本を1つご紹介します。本日ご紹介する本はこちら!

個人的に特に気になった部分だけ、私見も交えて簡単にご紹介します。

 

『士農工商』という身分制度

 
江戸時代300年以上の間、維持されてきた『士農工商』というカースト制度。
当時は「士→武士」、「農→農民」、「工→職人」、「商→商人」を表すが、
今の時代にアレンジすると、以下のような分類になる。

士:クリエイティブクラス・政治・官僚・新しいフレームを試す人
農:生産者・百姓(百の生業)・物を作って社会に関与する人など
工:職人・作家・生産には寄与しないが表現する人など
商:金融・ビジネスモデルを考えて仕事を右から左に流す人

特に、「百姓的な」生き方が重要になってくると、本書では述べられている。

 

『百姓的な』生き方

 
「百姓」とはもともと「百人の姓を持つものたち」、「百」は古来の日本で「たくさん」を意味するので、
「たくさんの苗字の人々」「一般市民全員」を表す言葉として、古代より使われてきた。
また本書では別な捉え方として、「百の生業を成す人々」と解釈している。

百姓というと、農業に従事する人々というイメージが強いが、
「必要とされる仕事を数々こなす大勢の人々」という意味で捉えることができるだろう。

現代は1つの企業等に就職し、時間を切り売りした上で安定した給与を得ることが常識となっている。
しかしこの就業形態は戦後から始まったもので、まだ70年程度の歴史しかない。

昨今、副業が解禁され始めるなど、大きな転換期を迎えつつある。
近い将来、様々な肩書と能力を持った人材が増えてくるかもしれない。

 

テクノロジーの進歩と日本

 
AI、ロボット、自動運転、AR・VR、ブロックチェーン、自動翻訳、5Gなど、様々なテクノロジーが進歩している。
これらのテクノロジーの発達により、たくさんの仕事が機械に取って代わられる可能性が高い。

この変化は少子高齢化が深刻な日本にとって大きなチャンスになり得る。
人口が徐々に減少し労働人口が激減することで、その穴埋めとしてテクノロジーの力を活用できる条件が整っている。

しかも日本はロボットに親しみを感じている人が多い。
鉄腕アトムやドラえもんなど、人間と協力し合うロボットのアニメが多い影響が大きいかもしれない。
海外の映画では、ロボットVS人間、という構図が多いのと対照的である。
そういった観点からも、テクノロジーを受け入れやすい土壌が整っていると考えることができる。

     

他にも、政治・教育・コミュニティなど様々な観点から著者(落合陽一さん)の意見が述べられている。
1987年9月生まれで、僕より1つだけ年上だけど、すごい人がいるんだな、と思いました。

この本の最後には、「個人個人はどうすればいいか?」という話まで落とし込まれている。

『自分探し』より『自分ができること』から始める。
手を動かせ。モノを作れ。批評家になるな。ポジションを取れ。

百姓的な生き方はこれからの世の中で必要になってくるかもしれないけど、
自分が最も自信をもっている自分の核となる分野をしっかり持つことも重要だと思う。

いずれにせよ、将来を見据えつつ、今を一生懸命に生きることですね。
過去を悔やんでいても仕方がないし、将来を心配しすぎても意味がないし。

   

ついにGW最終日も終わりますね。
明日からも頑張りましょう!

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